2011-2012年度 山本 博史
会長:山本 博史
幹事:飯井 克典
RI会長
カルヤン・バネルジー Kalyan Banerjee
(インド・バピRC)
Reach Within to Embrace Humanity
こころの中を見つめよう 博愛を広げるために
運営方針 会長 山本博史
『みんなで考えましょうロータリーのこれから』
東日本大震災という未曾有の大災害が起こり、被災された方々の今後、被災地復興、原発問題の行方等、先行きの見えない課題が山積の中、日本が復興へ向け元気を出していかなければならないという社会情勢を念頭に置き、ロータリーのあるべき姿、活動を皆様と共に考えながら運営して参りたいと考えております。会員拡大は大きな課題です。前年度には140名体制が実現しました。この流れを止める事無いよう更に全力をあげ、当クラブの安定運営の目安である150名体制を目指したいと考えます。当クラブが伝統ある活性化したクラブであり続けるためには、会員の皆様のご参加は欠かせません。多難な社会情勢の中でも、少し無理してでも参加してやろうと思っていただけるような運営を心がけますので、皆様のご参加をお願い申し上げます
例年通り、12月に第1回予定者理事会を開催し、順調に新年度の予算、事業計画を立案中の3月11日に東日本大震災が発生した。それまでの方針を大きく転換し、急遽、震災による甚大な災害からの復旧、復興支援に向けた予算編成とし、各奉仕部門にも復興支援の事業を加えていただくようにお願いし、新年度をスタートした。
夏の家族会「平成花火大会
会員友好委員会にはクラブとして、萎縮する経済、気持ちを立て直すのは大阪からという気概を示すためにも、例年秋に開催していた家族会を夏に催した。場所は淀川の川面から見る平成花火大会で、参加者は臨場感あふれる花火を鑑賞した。
アロハで南北交流会
南北交流懇親会は、浴衣からアロハへとハワイアンスタイルでホテルにて開催した。トロピカルな雰囲気の中、美味しいお酒とフラダンスに興じるなど和やかに進み、楽しい一夜となった。
春の家族会は歌舞伎鑑賞
春の家族会は松竹座で歌舞伎を鑑賞した。食事会場の「はり重」に、ゲストとして坂田藤十郎氏にお越しいただき、花を添えていただいた。
22名の新入会員
会員の皆様のご協力で、22名の新入会員をお迎えした。純増11名となり、目標の150名には及ばなかったが、142名の会員数になった。
例会運営委員会企画の例会卓話
例会には、多くの卓話をしていただいた。後半は大阪文化にちなみ、歌舞伎の中村翫雀さん、能楽師の山本章弘さん、文楽の鶴澤清志郎さん、また宝塚より元タカラジェンヌの美苑えりかさん、毬帆えりなさんにもお越しいただいた。
職場見学会・出前授業とミニ卓話
職業奉仕では職場見学会として柴島浄水場に見学に行った。大阪市の高度浄化水や、災害時の緊急対応などの話を拝聴した。出前授業も2回実施した。1回目は大阪府立成人病センターの井上先生から研究についてのお話、2回目は当クラブ長谷川氏から建築について講義をしていただいた。また、1年に亘って、クラブ会員の皆様からミニ卓話をしていただいた。
IM7組共同プロジェクト「東松島市地域復興支援」
東日本大震災の復旧、復興支援の一環として、IM7組共同プロジェクト「東松島市地域復興支援」に参加した。震災後、初めて東北の地に入り、現状を視察し、当時の惨状を伺うことができた。当クラブ独自の復興支援事業について構想を立てるため多くの方と面談させていただいた。
委員会を超えた東北支援事業(南相馬市)
様々な情報を精査し、国内社会奉仕、国際社会奉仕、青少年奉仕のIAC・RACで共同事業を組立て、大規模な奉仕事業を実施した。
「眞こころ文庫」寄贈(国内社会奉仕)
国内社会奉仕として、会員より図書をご寄付いただき、眞こころ文庫として南相馬市の仮設住宅に本棚と一緒に寄贈した。皆様から頂いた図書は、ローターアクターの皆様と共に仕分けを行い、梱包し出荷した。
ベッド60床寄贈(国際社会奉仕)
国際社会奉仕はマッチンググランドを利用し、台北中央RCや大阪天満橋RC、大阪ネクストRCと共同で、南相馬市鹿島厚生病院へベッド60床を寄贈した
世代を超えて協力した『炊出し事業』(青少年奉仕)
青少年奉仕としては、IACの清風高校の学生、RACの青年達、そして多くのロータリアン、さらに浪花うまいもの会や島屋インキュベーターなどの他団体のご協力もいただき、青少年の指導育成を行いながら、炊出し事業を行った。大きな事業を実施するまでの過程において、様々な議論を行い、準備をする大切さ、現地での段取りの重要性など実体験を通して多くの学びがあったと思う。事業実施当日は、地域から多くの皆様にお越しいただき、大阪らしい食文化による炊出しの提供、たこ焼きの焼き方を競う「たこ焼き免許皆伝大会」「てっぱんダンス」等、地域の皆様に少しでも元気を取り戻していただく、そして復興に踏み出す気力を発揮していただく一助となったのではないかと思う。