大阪南ロータリークラブ
第2660地区

2024-2025年度 草島 葉子

会長:草島 葉子
幹事:八ッ橋 直

RI会長
ステファニー A. アーチック
(マクムーリー・ロータリークラブ)
Stephanie A. Urchick(McMurray RC)

ロータリーのマジック
The Magic of Rotary

▲歴史TOP ▲2020-30

運営方針 会長 草島 葉子

恕(おもいやり)の心を育む未来へ
~奉仕のこころで奇跡を起こす~

穏やかに迎えるはずであった令和6年の元日に、日本は大きな地震に襲われました。
アフターコロナの時代の幕開けと、AIやChatGPTなど、進化する未来を描いていた私たちにとって、能登半島の災害は日増しにその被害の大きさを目の当たりにすることとなり、多くの人々の命や生活を奪うまさに国難に直面しながら、改めて人間の無力さを知ることになります。

災害救助も思うように進まない中、被災された人々の姿に胸を痛める毎日でしたが、災害を多く体験する中で、私たちは同時に人間としてあるべき姿を学んできたように思います。

最愛の人を失い、住んでいた環境が壊されても、人々は絶望の淵に立ち止まることなく、支えあい、前を向いて立ち上がる。多くの人々が奉仕の精神で、希望に向かおうとする人々に寄り添われています。我々が培ってきた美しい行い、自分だけでなく、他を大切に思う忘己利他(もうこりた)の心こそが、世を照らしていくものだということを改めて感じました。

私たちは、どんなに文明が進化しても、変わることない真理を、未曽有の災害から教えられ、強い思いをもって乗り越えてきました。
今回、2024-2025年度においては、その中で、「恕(おもいやり)」をテーマに、その活動を進めてまいります。

ご存じの通り、論語に出てくるこの言葉は「其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すことなかれ」として、人間として一生行うべき道を一言でいえば、それは“恕”である。とされています。
最近はどうも個人主義的な考えをもつような社会構造になっているようで、SNSなどで人を傷つけることは多くなっても、誰かの心を察することは下手になったように感じます。豊かな人生とは決して富ばかりを追求するものでなく、ご自分以外の、ほかの誰かの心を温められるような生き方をすることで、その結果、水面に小石を投じるように、幸せの輪も広がるのではないでしょうか?

国際ロータリーのステファニー A.アーチック会長は2024-2025年度の会長テーマを「ロータリーの マジック」(THE MAGIC OF ROTARY)と発表され、多くの人を救うロータリーの力を認識してこれをさらに広げるよう呼び掛けていらっしゃいます。

そこで私共のクラブでは、そのマジックを実現するための大切な源泉となる「恕」をテーマに
「恕(おもいやり)の心を育む未来へ」~奉仕のこころで奇跡をおこす~
と銘打って活動を進めてまいります。