1984-1985年度 山中 文和
会長:山中 文和
幹事:新田 精一
RI会長
カルロス・カンセコ Carlos Canseco
(メキシコ・モンテレーRC)
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見つけよう 奉仕の新生面
合同委員会の設置
会長の基本方針に測り、クラブ各委員会の連繋を密にし、クラブの運営面における改善を目的として、会合運営合同委員会、会員増強合同委員会、財団・米山増強合同委員会、RAC・IAC育成強化合同委員会の4合同委員会を設けた。但しこの合同委員会は常設とせず、所期の目的を達成次第解散し、1984~85年度内に終結することとしたが、いづれもが期待通りの成果を得て、年度内に解散した。
インドシナ難民援助に対し国連より感謝状
世界社会奉仕活動の一環として、インドシナ難民に対する国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の援助事業に役立てようと、上中会員のご好意によりカーテン地174カートンの寄贈を受け、フィリピン及びベトナムの難民キャンプへ贈った。これは、同キャンプの人達が縫製技術を修得し自活するための職業訓練材料として贈ったものである。この援助に対し、国連難民高等弁務官駐日代表より感謝状を戴いた。
ラオス難民キャンプへ印刷所を寄付
RI会長の「見つけよう奉仕の新生面」と云うターゲットに基づき、山中会長は新しい果実を次々と生んでいくような奉仕活動を求めたいと云う方針を出され、これに添って調査を進めていた処、世界社会奉仕委員会より国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によるラオス難民に対する「BANBINAI EDUCATIONAL PRINTING PROJECT」に協賛する事が提案された。 これは水野会員のご紹介により曹洞宗ボランティア会を通じ申し入れられたもので、タイ国バンビナイにあるラオス難民に、教科書、図書の印刷をする傍ら、識字教育用教材の開発、謄写版の製作と普及、印刷を中心とする職業技術訓練を行おうとするもので、その運営には上記ボランティアグループが当り、印刷所等の建物の寄贈を求められたものである。これこそ山中会長の「果実を生む奉仕活動」と云う方針にピッタリであると云うことで理事会に於いて決定。その資金捻出の為に2か月に1回例会時の食事メニューを節約して、その差額をこれに当てる事とした。捻出金額は150万円で2月5日にボランティア会を通じて手渡された。6月には印刷所が完成し、山中会長、池田国際奉仕担当理事をはじめ数名が、ラオスとの国境間近かにあるタイ国バンビナイのキャンプを訪れ、正式に国連高等弁務官に引渡した。同時に一行は難民キャンプを慰問、視察し、その悲惨さを改めて認識した。
1983~84年度RI会長賞を受賞
1983~84年度RIスケルトン会長の「SHAREROTARY SERVE PEOPLE」と云うターゲットのもとに、積極的に活動したクラブに対し贈られる賞が設けられていたが、我がクラブは会員増強、新クラブ設立に協力、ロータリー財団寄付額10%増、奉仕の新しいプロジェクトなどの実績に対して、安田直前会長にRI会長賞が贈られた。
5年振り職場見学会を実施
「もう一度原点に帰って奉仕活動を見直そう」と云うRI会長・山中会長の方針に基づき、5年振りで見学会を実施した。第1回目は4月16日例会終了後、田中三男会員の経営される真生印刷の堺工場を訪問、約40名の会員が田中社長の講義や工場見学を通じて多くの感銘を受けると共に、改めて職場見学の有益さを痛感した。
春の家族会-洛北バスツアー
友好委員会では、望月会員にご依頼をして最高のプランをたてて頂き、春の洛北を一日のんびりと散策するバスツアーを実施した。2階建の超デラックスバスで大阪を出発し、ゆったりとした楽しいドライブをしながら洛北蓮華寺に到着、大原路の入口にあるひなびたお寺で、石山丈山の作と云われる庭や、本堂の新しい燈籠について望月会員から解説を受けながら参観した後、少し歩いた処にある、栖賢寺で精進料理のお昼を頂いた。食後は大原へ行き、三千院を参観し、ここでも望月会員の懇切な解説を頂いた。
盲導犬育成事業協力
盲導犬育成事業協力のため、日本ライトハウス和歌山訓練所に金一封を寄付し、感謝状を戴いた。